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世界のスープ10選。冷たい一杯から煮込みまで、家で作るための材料をそろえる

冷たいのも、澄んだのも、どろりと濃いのも。

スープはどの国にもあります。ただ、同じ「スープ」でも中身はまるで違います。火を使わず冷たいまま飲むもの、澄んだ汁で肉や麺を食べるもの、粉やペーストでどろりと濃く仕上げるもの。

この特集は産地順ではなく、冷たいものから濃いものへ順に並べました。作り方を調べても、味を決めている材料が近所のスーパーに無い——というのがいちばんの行きどまりなので、その一品をどこで買えるかに絞ってあります。今日の気分がどのあたりかで選んでみてください。

ガスパチョ(冷製スープ)のイメージイラスト
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スペイン

ガスパチョ(冷製スープ)

まずは火を使わないものから。ガスパチョは完熟トマトときゅうり、ピーマン、にんにく、パン、オリーブオイルと酢をすりつぶして冷やす、飲むサラダのようなスープです。アンダルシアの夏は日中40度を超える日もあり、これが食事になります。日本ではそのまま飲めるパックが主流なので、器に注いでオリーブオイルを一垂らしすれば十分それらしくなります。

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フォーの素(生米麺・スープ)のイメージイラスト
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ベトナム

フォーの素(生米麺・スープ)

ここから温かいもの。ベトナムのフォーは、牛や鶏でとった澄んだスープに平たい米の麺を沈めた一杯です。家で作るときの難所は麺とスープの二つなので、両方入ったセットを買うのがいちばん確実。仕上げにパクチーとライム、もやしを好きなだけ足すのが現地の食べ方です。

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バクテーの素(肉骨茶)のイメージイラスト
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シンガポール

バクテーの素(肉骨茶)

同じ澄んだスープでも、こちらは肉を食べるためのもの。豚のあばら肉を煮込むバクテーは、にんにくと白胡椒を効かせた透明なスープがシンガポールでは主流で、マレーシアでは漢方と醤油で色が濃くなります。素の小袋に骨つき肉を入れて煮るだけなので、実は家で再現しやすい一品です。

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トムヤムペーストのイメージイラスト
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タイ

トムヤムペースト

辛さと酸味が同時にくる一杯。レモングラスとコブミカンの葉の香りが重なるのがトムヤムの特徴で、日本では世界三大スープの一つとして紹介されることが多いスープです。湯で溶いてエビときのこを入れ、最後にライムを搾る。ココナッツミルクを少し足すとまろやかになり、辛いのが苦手でも飲めます。

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ラクサペーストのイメージイラスト
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マレーシア

ラクサペースト

そこにココナッツミルクが加わると、一気に濃くなります。マレーシアのラクサは、エビの風味とスパイスのペーストをココナッツミルクでのばし、麺を沈めた一杯。同じラクサでも酸味の立つアッサムラクサとカレーラクサがあり、日本で手に入るペーストは主に後者向けです。辛さが強いので、最初は表示より少なめに溶いてください。

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モロヘイヤ(乾燥・パウダー)のイメージイラスト
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エジプト

モロヘイヤ(乾燥・パウダー)

とろみで飲ませるスープもあります。エジプトのモロヘイヤは、葉を細かく刻むと独特のぬめりが出る野菜。鶏やうさぎのスープでのばし、にんにくとコリアンダーを油で熱して最後に流し込むのが現地のやり方です。日本の通販では乾燥パウダーが手に入りやすく、国産のものも多く出回っています。産地が違っても同じ料理が作れます。

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パプリカパウダー(ハンガリー産)のイメージイラスト
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ハンガリー

パプリカパウダー(ハンガリー産)

ハンガリーの台所は、この赤い粉から始まります。牛肉と玉ねぎをパプリカで煮込むグヤーシュは、もとは牛飼いの料理。日本では濃いシチューとして紹介されがちですが、現地ではもっとスープに近い、汁の多いものが一般的です。甘口と辛口があるので、まずは甘口を大さじ単位で使うのが本場の量です。

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サンマルツァーノのホールトマトのイメージイラスト
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イタリア

サンマルツァーノのホールトマト

イタリアのミネストローネは、決まった作り方があるようで無い料理です。冷蔵庫の野菜を刻んで煮るだけですが、トマトだけは質が味を決めます。サンマルツァーノは酸味が穏やかで煮るほど甘くなるソース向きの品種。缶を開けて手で潰し、豆とパスタを足せば、それだけで一皿になります。

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エルブ・ド・プロヴァンスのイメージイラスト
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フランス

エルブ・ド・プロヴァンス

香りを足すだけで、家の野菜スープがよそゆきになります。エルブ・ド・プロヴァンスはタイムやローズマリー、オレガノなどを合わせた南フランスの乾燥ハーブ。ポトフや野菜のスープにひとつまみ入れて煮るのが定番の使い方です。最後に入れると香りが立ちすぎるので、煮る途中で加えると馴染みます。

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ベルベレ(混合スパイス)のイメージイラスト
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エチオピア

ベルベレ(混合スパイス)

締めはいちばん濃いもの。エチオピアの「シロ」は、ひよこ豆の粉をベルベレで煮た、どろりとしたスープです。唐辛子の辛さの奥にシナモンやカルダモンの甘い香りが続くのがこのスパイスの特徴で、鶏の煮込み「ドロワット」にも欠かせません。まずはいつものスープに小さじ1杯から試してみてください。

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重なる商品のある特集

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